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ハニワコーデはダメですか?|お直し屋が考える「制服と多様性」のいい関係

女子高生の定番「ハニワコーデ」に愛を込めて。実用性と校則の狭間で考えること

高校生新聞に 「ハニワコーデはダメですか?」
というタイトルのネット記事を読んだ。

ハニワコーデとは何ぞや?
と、頭の中に「???」を増殖させながら 記事を開いた。
すると、そこには馴染みのある服装があった。

制服の下に体操ズボンをはくという
女子高生ファッションだった。
このファッションは
私が学生だった数十年前からある
かなり古くからの伝統(?)コーデだ。

それにしても、
ハニワコーデ!
この秀逸なネーミングを考えてくれた人に 感謝状を贈りたくなるほど
『ハニワコーデ』の響きが気に入った。

プリーツスカートと下にはいたズボンの ボリューム感が
ハニワにそっくりだ。

たくさんの埴輪

今回の記事にあるように
校則で禁止事項に載っていないにも拘わらず
先生からは厳しく注意される 禁断のファッションなのだ。

この記事の問いかけについて答えるとしよう。
私の見解は
「ハニワコーデ、最高!」
この一言に尽きる。

当時、我々の先生が言っていたことだが、
「制服の乱れは心の乱れ」
とのことで、
素行不良になるからダメとのことだった。

しかし、本音が垣間見えた発言もあった。
「ズボンを下にはいていると、だらしない服装に見え、 学校全体がだらしない学校だと思われる。」
からだそうだ。

建前では入学希望者に影響するニュアンスだったが、 要するに、その学校に属している先生の 指導能力を、保護者の方から疑問視されるのが 嫌だったからではないだろうか、
と密かに思っている。

しかし、徒歩通学などならまだしも
かつての私のように自転車通学者なら
ズボンは最強アイテムだ。

制服のスカートはプリーツがほとんどだと思うが、 スカート幅がかなり長いので
風でめくれて困ることが多いし、
めくれを抑えるために
片手運転をする羽目にもなる。

自転車をこぐ女子高生

今年(令和8年)の4月から片手運転は違反対象だったはずだ。

それに冬の寒さの防寒としても優秀なアイテムだ。
さらに、体操服は元々汚れるのを想定して
制作された衣類なので
汚れても気にならないし、
汚れてもガシガシ洗濯できる。

このようにハニワコーデはメリットも多い。
私がハニワコーデを支持するもう一つの大きな理由がある。
それは『防犯』と言う観点だ。

校則では許可されているであろう薄手のストッキングだが
時に無用な犯罪被害を招くリスクを
孕んでいるのではないかと危惧している。

例えば、ズボンをはいている女子高生のスカートの中を盗撮した、
という事件は今のところ聞いたことがない。

ハニワコーデという『物理的なガード』があるだけで、
犯罪の抑止力になり、生徒たちの身を守る盾になるのではないだろうか。

防寒や耐久性の面で見ても、
すぐに伝線してしまう薄手のストッキングより、
ガシガシ動けるハニワコーデの方が、
学生生活という『日常』には理に適っている気がしている。

スラックスを導入する学校も増えているが
プリーツスカートをはきたい
という学生さんへもご配慮いただけたらと思う。

私が通っていた当時と違い
多様性を大切にする社会に変化した現在
昭和の価値観で『だらしない』と切り捨てるのではなく、
『安全と実用性』を優先できるアイテムとして
ハニワコーデにも
ぜひ『市民権』を与えて頂けたらと
一お直し職人としてだけではなく
娘を持つ親の立場としても強く願っている。